第1回BIRD-KISSメールマガジン(2021.03.05配信)

 「那須オルゴール美術館でのBIRD個展

そもそもBIRDは、当時最先端だったアップルワークスを使って描きました。線描きした絵にペタペタと色をはめ込んでいくというお絵かきソフトです。そして、その手法で描いた100点のBIRD作品を、初めてお披露目したのが、那須高原のオルゴール美術館でした。もともと、個展をするなら、都会ではなく、自然に囲まれた場所。自然を求めて訪れた人に目にふれてほしい。そんなBIRDとの出会いを大切にしたいなあと思っていました。そんな中、知人からオルゴール美術館の館長をご紹介いただきました。

 

20年前になります。まだその時には、明解なコンセプトはなかったですが、館長には、僕の作品を通じて、創る側と見る側の垣根をなくすような個展をしたい、来場者にはぬり絵にトライしてもらい、それを随時展示してゆくという個展にしたい、とお伝えし、ワークショップ中心のBIRD個展が実現しました。

 

個展会場にMACを持ち込みまして、画面上のラインBIRDにタッチペンで色をつけてもらい、プリントアウト。一枚をお渡しし、もう一枚を壁に貼らせてもらうというワークショップをスタート。最初は、自分には無理、絵心はないからって遠慮する人が多かったですが、こちらのやや強引なお誘いに負けて、渋々トライする人が少しづつ増えてきました。(笑い) 

 

そんな来場者も、プリントアウトされた作品を手にすると、僕のBIRDより自分が塗ったBIRDの方が素敵だと言うではありませんか?嬉しそうに自分で壁に貼りだしたりするではありませんか?

 

ぬり絵をする前とした後の、来場者の変化を目の当たりにして、創る側と見る側の垣根がBIRDを媒介にしてなくせたんじゃないかなと実感した瞬間でした。

 

また、記帳には「なかなかやるじゃん自分」とか「勉強頑張る」とか「自分の作品を一生大切にします」など、僕の作品評より本人の自分評が多かったのにも驚きました。BIRDぬり絵を通じて自分を考えるきっかけが生まれたのかもしれません。そこからBIRDワークショップの目的や狙いも少しづつ明確になっていきました。

 

1ヶ月の個展が終わり、真っ白だった壁には来場者の作品がびっしり。そのときの感動を忘れません。

ふと訪れた場所で、ふとBIRDと出会う。そこからなにかが生まれる。
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