CHARACTERS-04(キャラクターズ-04)

モノが売れない時代、「売れているキャラクター」を採用することで20%売り上げがアップするという統計がある。結果 、キャラクターが街中にあふれ、同じキャラクターが、クルマからキャンディにいたるまで登場。そして家にいてもどこかへ出かけても、同じキャラクターが微笑んでくれている。そのキャラクターが好きな人には、とてもうれしい事には違いないのだが、僕はこう思う。キャラクターがかわいそうだと。もともと、キャラクターたちは、なんのために生まれたのだろうか? 制作者は、どんな想いをキャラクターに託していたのだろうか?そんな風に考えて見ると、いったん制作者の手を離れたキャラクターたちは、商業という視点だけで使用され、本来の意図から想像もつかないモノにまで登場しているってことはないのだろうか? なんでもかんでも「カワイイ」というだけで購買意欲をそそっていないか? 反対に「カワイイ」だけで、買っている自分がいるんじゃないか。少なくとも僕の手から生まれたキャラクターはキャラクターたちのアイデンティティを大切にしたいし、そのアイデンティティを理解していただくところからコミュニケーションをスタートしたいと思っている。

 

レイちゃん

インボルブメント・麗澤大学

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