ワークショップ

1999年の11月から1ヶ月間、那須高原にある美術館で「BIRD」の個展を開催しました。その際、創作時点から考えていたワークショップ(作品にふれた人が容易に作品作りに参加できる試み)を同時にオープン。個展会場に2台のコンピュータを持ち込み、「BIRD」の輪郭を自由に取りだし、自分の好きな色に彩 色する。そうして仕上がったオリジナル「BIRD」を個展会場の壁に貼るというもの。基本のアウトラインをベースにしているため、参加した人が僕の作品に親近感を仲間意識を感じてもらいやすくしている。これは、コンピュータを媒介にしているからこそできる手法であり、この機会を通 じて、はじめてコンピュータにふれるという人もふやしてゆきたいと思いました。そうして、約20,000人の来場者、そしてワークショップに600人に参加して頂いた。僕の作品「BIRD」約100羽に参加者の600羽が1ヶ月の間にどんどん増えていきました。
こうして、僕の「BIRD」をご覧頂くと同時に「私だったらピンクにしたい!」「コバルトブルーにしたい!」という願いを叶えるワークショップは多くの方に喜びと感動を与えることができた。積極的にチャレンジする方以外に、マウスをはじめてさわったという年輩の方、ママと一緒に指でパレットの色を指してくれた幼い子供たちなど、年齢・性別 そして国籍を超えて、本当にいろんな人の個性的な「BIRD」が生まれました。

那須オルゴ-ル美術館での個展は20,000人の入場者の中で、

600人の方が「BIRD」を創作くださいました。

上の写真がワークショップのコーナー。

1ヶ月の期間で壁いっぱいのオリジナルBIRDで埋まった。

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